消費者金融の起源 - 消費者金融審査と比較

消費者金融の元々の起源は質屋であると言われています。質屋は手元にある品物を担保として預け、その品物の価値の範囲内でお金を貸し出す金融機関です。お金を貸し出す以外にも、品物の買取も行っています。

戦前の質屋は「庶民金融」とも呼ばれていました。今では昔ほどの質屋が存在していないので「質屋＝品物の買取所」というイメージが定着しているかもしれませんが、元々は個人向けの貸し出しを行う金融機関としてのイメージの方が強かったのです。

現在の消費者金融は品物を担保とするのではなく、個人の社会的信用力を担保としています。「何かを担保にしてお金を貸す」という点で質屋のビジネスモデルをそのまま受け継いでいるのです。

消費者金融が誕生した背景には、日本が高度経済成長を遂げるにつれ、一人当たりの所得が増えていったことがあります。昔のように、商品を担保にしてお金を借りる必要がなくなったのです。

ちなみに現代でも質屋はあります。もちろんお金を借りることも普通に可能です。